疑念を持つ姿勢

横綱審議委員会で、稀勢の里関の横綱昇進について、全会一致で推挙されました。

推挙は、出席者の三分の二以上の賛成が必要ということですが、今回、11人の委員のうち、出席したのは8人だったそうです。

欠席した委員は、果たして賛成だったのでしょうか……

世間には、反対なんだけどそれを表明できない理由があって欠席、棄権するというケースが見られますから、つい、そんなことを思ってしまいます。

 

昭和の名優、松方弘樹さんが、21日にお亡くなりになりました。

昨日、ネットのニュースで知って、驚きと同時に非常に残念に思っておりました。

今日、朝刊の松方弘樹さんを悼む記事が紙面を割いて記載されいましたが、その松方弘樹さん主演のDVD販売の広告が、同じ新聞にありました。

松方弘樹さんが病気療養中ということもすでに知られていたことかと思いますが、果たしてこのタイミングでのDVD発売広告は、偶然だったのでしょうか……

カンテレのドラマ『嘘の戦争』ではありませんが、偶然を装う、という人間も、世間にはおられるようですから、つい、そんなことを思ってしまいます。

 

物事を鵜呑みにせずそこに疑問点を見つける、という姿勢を持つことは、現代社会では必要であるかと思います。

拙ブログもそれを一つの柱として、他の人とは違った視点で書いているつもりでありますが、そんなことを例の友人にいたしましたところ、

「とはいえ、キミの場合、落語『池田の猪買い』の、ワタイは疑り深い人間でっさかい……、と言う喜六とおんなじやさかいなあ……」

 

松方弘樹さんの御冥福をお祈りしております。