サイコパスの苦悩

書店には、ストレスにどう向き合えばよいか、ということをテーマにした書籍が多数、並んでいます。

先日、立ち寄った書店でもそうした書籍が平積みされていましたが、その中に、サイコパスをテーマにした書籍がありました。

サイコパスに関しましても、あるいは、ストレスについても、以前、拙ブログでも記したかとは思いますが、改めて、双方を手に取ってみまして、

サイコパスは、一般社会におけるストレスに悩まされないのではないか……」

と、たぶん…… いえ、きっと、不謹慎なことを思ってしまいました。

 

でも、いわゆる性的マイノリティーに属する方が、少数派であるがゆえに苦悩を抱えるのと同様に、サイコパスに属すると考えられる方も、少数派としての苦悩があるように思います。

 

他人の悩みを聞いておりますと、

「それぐらいたいしたことやおまへんで〜」

てな具合に、軽いノリで言うたりなんぞしておりますが、これが逆に自分の悩みになりますと、

「それぐらいたいしたことやおまへんで〜」

てな具合に、軽いノリで言われたりなんぞしております。

 

そういう意味では、少数派も多数派になるのかもしれません。

 

これを例によって例の友人に語りましたところ、

「今日もやっぱり自己弁護か」

と、言われましたので、

「自己弁護とは失礼な!」

と、申しましたら、

「キミの場合、『あんさん、普通のお方やおまへんな』とか『あんさん、今どきのお方やおまへんやろ』とか、言われる少数派やろ」

「確かに少数派には違いないが、むしろそれはボクのアイ、アイ……」

アイデンティティーか」

「そうそう、その、アイのティーや…… ただ……」

「ただ、なんや」

「普通でなくても、今どきでなくても、もうちょっと、女性にもてたいな……」

「デンデン!」

「キミが言うな!」