先日、理科の先生とお話しする機会がありました。
その先生によりますと、
「現代の医学では治癒できずに人間を死に至らせる病気がいくつもありますから、そうした病気で人類が絶滅する可能性があります」
とおっしゃいましたから、
「それなら、ネアンデルタール人や北京原人など、今の人類より以前に地球上に存在した人類は、そうした病気によって絶滅したんでしょうか」
と質問いたしましたところ、
「かつてある人類が生活していた場所を発掘したところ、それ以前の旧人類の骨がたくさん出てきて、たぶん、新しい人類に滅ぼされたのではないかという言われています」
との、返答をくださいました。
地球上で栄えた恐竜が絶滅したのは、隕石の落下によるものだという説があるようですが、人類とともにこの地球上に生存していた生物のうち、すでに絶滅した、あるいは絶滅危惧とされる生物のほとんどは、人間の営みによるもののように思います。
現生人類が絶滅する運命にあるとしたら、人間の抗うことのできない病気や隕石などの自然の力によるものか、人間が人間を虐殺した歴史から、人間自身の手によるものなのか……
そんなところまで議論が進みましたが、いずれ現生人類は滅亡するだろう、という結論は一致いたしました。
「やっと、アタクシと意見の会う方と巡り会うことができてうれしく思います」
と、申し上げましたら、
「私は、うれしくない!」