長寿番組という尊称を超越して、お化け番組とまで言われる読売テレビの『笑点』の目玉は、何と言っても、大喜利です。
基本中の基本は、謎掛けですが、毎週日曜日と決まった大喜利を長く続けるためには、謎掛け以外の〝お題〟が重要になるかと思います。
『笑点』の大喜利には台本がある、という噂を耳にすることはありますが、台本のあるなしに関わらず、面白い〝お題〟を捻り出さなければ、『笑点』の大喜利は成立しません。
近年、学校教育では、ディベートがよく行われているようです。
ただ、ディベートを実施される先生の中には、ディベートの〝お題〟も生徒に考えさせる先生もいらっしゃるそうです。
論文を書くための第一段階は、問題を提起することです。
ただ、日本の教育システムでは、問題を提起させるための授業は、基本的に行われていません。
ですが、ディベートの〝お題〟を考えさせるという方法は、問題を提起させる力をつけさせるための、一つのきっかけになるかと思います。
もちろん、毎週日曜日に『笑点』の大喜利を見て、その答にどれほど笑えるかではなく、どんな〝お題〟が出されているのかに注目すると、論文が書けるようになるのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
ちなみに、7月23日(日)に古々粋亭で開催いたします《三題噺の会》では、台本なしの大喜利も予定しておりますので、特に、学校の先生方には、参考になるかと……
え?
(ボカ!)
ひどい、あんまりだわ!