昨夜、テレビ大阪の大沢在昌サスペンス『冬芽の人』を見ました。
『人間の証明』に続いて、鈴木京香さんの主演ドラマで、こちらは、ある種、ストイックな女性を演じられていらっしゃいました。
二十歳近くも年下の男性に慕われる役どころで、アタクシも、
「ああ、年上の女性も魅力的でいいなあ……」
と思いながら、だらしなく鈴木京香さんに見とれておりました。
鬼平犯科帳に、現代では顰蹙を買うような、
「女は年増にとどめをさす」
なんて、台詞が出ておりましたが、若い女性にちやほやされるよりも、年上の女性にかわいがられる男の方が、案外、いいかもしれません。
かつて、ギネスブックの長寿世界一に認定された泉重千代さんは、
「好みの女性は?」
と尋ねられて、
「年上の人」
と、機知に富んだ回答をされたというエピソードがありますが、泉重千代さんにとっては、ほんとうに年上の女性がよかったのかもしれません。
まあ、いくつになっても、オレは若い女性にもてるんだ、と勘違いして生きているオッサンは少なくありませんが、却って年上の女性の魅力に気がつけば、
「わしの人生も捨てたもんやないかもしれんな……」
なんてことになるかもしれません。
これを例によって例の友人に話しましたところ、
「キミの場合、年齢に関係なく、状況が変わらないことに気づくべきである!」