籠池氏の手法

先日、久しぶりに会いました友人が、ミスタードーナツで、珍しくドーナツとコーヒーをごちそうしてくれながら、

「最近は、あちこち知り合いに返すつあてのない借金をして回っている。こないだも、昔の知り合いの家に行って、三万円、借りた……」

なんて話をいたしましたので、アタクシは彼に夕飯をごちそういたしまして、恐縮する友人に、

「三万円、貸してくれと言われるより、二千円の晩飯で堪忍してもらうほうがよろしゅうございます……」

と、答えて、二人で、大笑いをばいたした。

 

でも、森友学園の噴出する問題に接して、気がつきました。

なまじ、小額をあちこち借りて回るより、誰彼なく、

「寄附してくれ!」

と、臆面もなく言ってみる。

 

首相の夫人にでも講演してもらった有名人にでも、建設を請け負ってくれた業者に対してでも、そう言って、何でも寄附してくれたことにすれば、国会で追及されても補助金詐欺ではないかと疑われても、平気で言い逃れできるということです。

 

ということで、この手をその友人に紹介しようと思って連絡を取りましたら、

「ちょうどよかった。ボクに二千万円ほど、寄附してくれへんか」