《そこまで言って委員会NP》の懐

そこまで言って委員会NP》の懐の深いところは、主義主張の異なる論客を迎え入れて、一方的な主張を展開しないところかと思います。

 

もちろん、方向性の似通った傾向はありますが、それでも反対意見を排除せず、ほとんどフリートークで番組を制作しています。

 

その真骨頂が、朝鮮半島をテーマにした本日の放送に顕著に表れていたように思います。

 

ばかりか、話題が変わる冒頭に挿入された、

「意味があるのか……」

とツッコミを入れられながら韓国料理の食べ歩きレポートが、なんとも緊迫感を和らげていました。

 

独断的な司会や一方的な意見しか口にしないレギュラーやゲストがしかめっ面で正論を吐いています、てな番組よりも、はるかに素晴らしい番組ではないかと、改めて思った次第であります。

 

番組を制作しているスタッフも出演者も、主義主張は違っても、個人を尊重するという姿勢を持っているからではないかと思います。

 

お亡くなりになったやしきたかじんさんの名前がタイトルに冠せられて始まった番組ですが、きっと、たかじんさんの意志が受け継がれてもいるんだろうな、とも思います。

 

長く続いてほしい番組の一つです。

 

え?

(だったら、毎週、見逃すな!)

すみません……