テロ等準備罪の法案可決に際して、民進党や共産党など4党が激しく反対しています。
かつての国家総動員法が次第に拡大的に解釈されて、政府に都合の悪い運動が弾圧された過去が、反対の背景にされているようです。
現在、自由民主党や公明党が与党として政治を行っていますが、将来、民進党や共産党が政権を握る可能性もあるかと思います。
そのとき、政府として民進党がテロ等準備罪を拡大解釈して、政権を脅かすような動きにこの法律を適用するのではないかと、つい、思ってしまいました。
なにしろ、民進党には、与党を攻撃するための発言が、ブーメランとなって自らに還ってくるという実績がありますから……
「数の横暴だ!」
「民主主義の根底を覆す暴挙だ!」
てな発言を、野党の皆さんは口にされますが、この台詞は、自由民主党が下野していた時にも、聞かれたように思います。
まあ、落ちついて考えてみれば、民主主義というのは、本来、数の横暴であるわけですから、それで相手を批判するということ自体、民主主義とは何かがわかっていない証左のようにも思います。
ところで、テロ等準備罪の国会質問で、
「キノコやタケを採りに行くのもそれに当たる……」
てなケースについての発言もあったようですが、そうなると、うかつにきのこの山やたけのこの里も食べていられないような……
こんな話を例によって例の友人に話しましたとこころ、
「キミの場合、自分のくだらない発言がブーメランのように自分に還ってきていることに、まだ気づいていないようだね……」