今朝、留五郎さんからメールをいただきました。
「土曜日は《サワコの朝》、《日曜日はそこまで言って委員会NP》ですね……」
でも、
「昨日、金曜日は外務省のゴルゴ13やなかったんかい!」
という叱責のお言葉はありませんでした……
外務省のホームページに掲載されている、今回のゴルゴ13は、銃声や爆発音がしたら〈伏せる〉。
次に〈逃げる〉。
それができなければ〈隠れる〉。
という具体的な教えがあってよかったと思います。
特に、
「死の恐怖、恐怖だけが我々を危険から遠ざけてくれる」
という台詞は、ゴルゴ13でなければ、出てこない言葉ではないかと思いました。
ところが、芥川龍之介先生の『羅生門』では、死人の髪を抜く老婆を見て、主人公の下人が最初に感じたのは、〝六分の恐怖と四分の好奇心〟でした。
日本国内で銃声がしても、それだけですぐに伏せる人はいません。
「あ、今の何や、銃声か。どっからしたんやろ。なんやったらスマホで撮って、テレビ局に……」
なんてことを考える方もおられるのではないかと思います。
八分の好奇心と二分の損得勘定が心を支配するばかりで、ライフルを持った男が目前に現れない限り、一分の恐怖心すら感じないかもしれません。
そう言えば、昔、
「銃を持った北◯◯の兵士たちが不意に現れたら、日本の平和ボケもましになるのではないか……」
などと、のたまわった御仁もいらっしゃいました……
ちなみに、今回のゴルゴ13は先週の続きで、前回、ゴルゴ13が特注した髭の謎が解明されました。
でも、そんな必要があったのかと……
ズキューン!
伏せろ!