《そこまで言って委員会NP》ざこば師匠がいらっしゃらないから……

過日、桂ざこば師匠が脳梗塞で緊急入院され、本日の《そこまで言って委員会NP》に、そのお姿はありませんでした。

 

そのせいかどうかはわかりませんが、いつも以上に須田先生がご活躍されていたように感じました。

 

本日のテーマは『鑑定』でしたが、特に『精神鑑定』では、その手法の一つとして課された、〈実の成る木〉を描いたレギュラー陣の絵に、専門家の先生がコメントされるたんびに、ああだこうだと、須田先生はツッコミを入れておられました。

たぶん、当初は真面目な評論家としてご出演されていたかと思いますし、かつてはアタクシもそいうイメージで拝見しておりましたが、たとえば今日の《そこまで言って委員会NP》を、須田先生が何者かよく知らない人が見たら、新手のお笑いタレントが登場したように思うのではないかと感じたほどでした。

 

最近は、落語家やお笑いタレントであるはずなのに、コメンテーターとして真面目な意見を述べている方をお見かけすることがあります。

旧帝国大学を卒業してなんでわざわざお笑い業界を目指したの?」

なんて問いたいような御仁もいらっっしゃるようになって、それもウリの一つになっているご時世なんでしょうが、須田先生は、その逆を狙っているかのようにも見えます。

 

お笑いタレントなのにちょいとインテリゲンチャ、というよりも、インテリゲンチャだけどツッコミ上手ボケ上手、というほうが面白いのではないかと、アタクシ、個人的には思っております。

ですから、本日の『DNA鑑定』『精神鑑定』『薬物鑑定』『不動産鑑定』の他に、須田先生の『人物鑑定』なんてのがあったら、もっと面白かったのではないかと、勝手なことを思ってしまった、本日の《そこまで言って委員会NP》でございました。