野党の皆様へ〜死者を出さなかったバスのガイドさんの会見から〜

組織的犯罪処罰法改正案』(テロ等準備罪法)がいよいよ成立する段階になりました。

かつては、反対する野党が法案成立を阻止するのではなく、たとえば牛歩戦術などと称する無益な引き延ばしを実践していました。

今回も、内閣不信任案をはじめ、野党の女性議員が廊下を塞いで法案成立の引き延ばしを図る行動に出ているとの報道があります。

でも、どれだけ時間稼ぎをしても、正義の味方が助けに来てくれて形勢を逆転してくれることはありません。

 

こんなシーンを見せられるたびに、人質をとって立てこもる犯人を説得する警察官の、

「無駄な抵抗はやめなさい」

と呼びかける言葉がアタクシの脳裏を占領します。

 

企業の多くは、

『いかに無駄をなくすか』

というテーマを掲げていますが、政治、特に日本の野党にその感覚はないようです。

 

ほんとうに、その法案、法律をなくしたい、変えたいのなら、そんな無駄な抵抗に血道を上げるより、自らが政権与党となって改革する算段をするべきではないかと思います。

 

先日、高速道路を走行中に対向車線から飛んで来た車にぶつかられながら、死者を出さなかったバスのガイドさんのインタビューが、今日、報じられました。

彼女の話によりますと、呼びかけに応じて乗客がシートベルト着用してくれていたこと、また、ベテラン運転手のとっさのハンドル操作などが、被害を最小限にとどめた要因となっているようでした。

さらにガイドさんは、シートベルトをしてくれたお客様に感謝の言葉を述べていらっしゃいました。

 

シートベルト着用の呼びかけや着用してくれたことへの感謝の気持ちなど、何事もなければ、無駄に見えることですが、実はそれこそが重要なことだと、改めて教えられたように思います。

 

何が無駄で何が必要なことか、政治に携わる方にこそ、考えていただきたいことではないかと、思います。

 

え?

(無駄なブログはやめなさい!)