今朝の《ひよっこ》の言葉

今年の就職率は、昨年以上にいいかもしれません。

 

昨今の高校では、一年生から進路を意識させる傾向にあり、大学でも一回生から学生に就職に向けたガイダンスなんかを実施しているようですから、そうした効果もあるかと思われます。

 

ただ、たとえば高校一年生で、あるいは大学一回生で退学、さらに就職しても一年と勤めることなく退職、というケースが減少しているとは言えないかもしれません。

 

だからというわけでもないかと思いますが、『社会人基礎力テスト』なるものが大学生を対象に実施されているようです。

アタクシにはその内容がどのようなものか窺い知ることはできませんが、おそらく、例の友人からは、

「キミの場合、受ける必要はないだろう。惨憺たる結果になることは間違いないだろうから……」

と、言われるのがオチかと思われるような試験かと推察しております。

 

え?

(そのオチ、予想してた!)

 

社会人としての基礎力はともかく、新入社員に限らず、仕事や人間関係のストレスから休職、退職にいたる方は、相変わらず少なくないようです。

 

ただ、まあ、こんな現状にいたったのは、逆に、社会人とは、仕事とは、組織とは、リーダーとは、出世とは、コミュニケーション能力とは、人間関係とは、なんて小難しいことがいろいろと世の中にもっともらしく出回ったせいもあるのではないかと、アタクシ、何となく思っておりましたところ、今朝のNHKの朝の『ひよっこ』の最後の、

「働く場所があって、仲間がいて……」

という主人公の言葉に、

「ああ、これが、いちばん大切なことだったんだ……」

と思いました。