枝葉末節か蟻の一穴か

昔の時代劇では、悪の一味が、

「蟻の一穴ということもある。用心に越したことはない」

なんて台詞がありました。

蟻の穴から堤が崩れる、という言葉で、小さなほころびが大きな災害を招くということです。

 

一方、枝葉末節という言葉がありますが、これは、重要な部分ではないことを表す言葉です。

 

マスコミの報道を見ておりますと、朝7時のニュース、どの局もパンダの赤ちゃん誕生を一番に持ってくるかと思えば、エアバッグのタカタが民事再生手続きの開始を決定したというニュースよりも、将棋の連勝記録が新聞トップを飾っています。

 

あるいは、世界で頻発するテロや紛争よりも、どこそこ学園が政界のなんじゃかじゃになってるんやおまへんか、てなことの報道の方が、重視されているように、昨今、感じております。

 

議員の暴言やら大臣の失言、あるいは不正が隠されているかもしれない、ということは、ひょっとすると蟻の一穴になるかもしれませんが、アタクシには、マスコミは枝葉末節にこだわってるように思えます。

 

え?

(このブログこそ、枝葉末節にこだわっている)

 

なんてところへ、例の友人が登場いたしまして、

「それは違います。このブログそのものが、枝葉末節です!」

 

おい!