知的な会話の実践例

大学の先生方とお話ができるということは、教養のある知的な会話が実践的に学べるということかと思います。

 

「昨日、JRが遅れて遅刻する学生は、たいがい遅延証明を持ってくるんですけど、ここの最寄りの駅は、大学に連絡していますから、と言って、遅延証明を出さないんですよ」

「じゃあ、電車が遅れて遅刻する学生は、どうするんですか」

「遅刻してきた学生は口頭で、『遅延で』と言って入って来ます」

「中には、電車通学じゃない学生もいるでしょう」

「ええ、昨日も『遅延で』と何人か入ってきたんですが、最後の一人は自転車通学の学生で、やっぱり『ちえんで』と言いますから、キミは自転車通学だろと、言いましたら、『ええ、ですから自転車のチェーンで……』」

 

「岩盤規制に穴をあける、ということが言われてますが、岩盤だから規制になるんですよね」

「そうです。穴をあけるときには、ドリルがいります」

「やっぱり、最近はやりの、うんこドリルかなんかで」

「まあ、うんこみたいな規制ですから」

 

「車のタイヤを買いに行ったら、『アルミタイヤ、あるみたいや』という看板がありましたよ」

「新幹線の車内電光版に、『ある意味アルミです』という広告が出ますよ」

 

これを例の友人に申しましたところ、

「たとえ相手が大学の先生がたであっても、キミのいつもの会話のパターンを〝知的〟と表現すると、日本の……」

 

え?

(今日のオチ、長い!)