昨日、日野原重明さんがお亡くなりになりました。
105歳でなお医師であった日野原さんの残された数々の言葉に励まされた人もたくさんいらっしゃるようです。
たとえば、
「生きがいとは、自分を徹底的に大切にするところから始まる」
「生きがいを持て」
とは、よく言われる言葉です。
「自分を大切にしろ」
という言葉は、青春ドラマなどでもよく出てきます。
ほとんどの方は、生きがいを持つことと自分を大切にすることが、密接に関係しているなんて意識を持ってはいなかったのではないかと思います。
でも、そんな我々に、徹底的に自分を大切にしなければ生きがいは持てないと、二つの言葉の関係性を喝破したのは、やはり日野原さんだったからではないかと思います。
ただ、どれだけ自分を大切にしているつもりでも、生きがいが見つからないという方は、少なくないのではないかと思います。
アタクシなんぞも、自分が傷つかないように他の人が迷惑に思うほど自分を大切にしてはいるのですが、たいした生きがいを持っているとは……
え?
(自分が傷つかないように人に迷惑をかけているということは、日野原さんのおっしゃる自分を大切にすることではないんとちゃうか〜!)
いちばん難しいのは、自分を大切にすることのようです。
日野原重明先生の御冥福をお祈りします。