恐い絵展

兵庫県立美術館で開催中の《恐い絵展》に、本日、行ってきました。

 一番の目玉は、結婚して女王になってわずか9日で処刑された〈レディジェーングレイの処刑〉です。

実際の処刑は屋外での公開処刑だったようですが、作者ラロージュ氏は、それをあたかも室内で処刑される直前の場面を、舞台で見るかのように描いているそうです。

見応えがありました。

でも、恐い絵ではありません。

 

〈レディジェーングレイの処刑〉に限らず、一つ一つの絵に恐怖を感じることはありませんでしたが、全体を通してみて、男にとってはやはり女性が恐い存在だということを改めて思いました。

個人的には、ドレーバー氏の〈オデュッセウスとセイレーン〉に強く、魅かれました。

半人半魚の三人の魔女セイレーンのうち、海から船に乗り込んだ二人には人間の足があり、まだ海中に残るもう一人の下半身は魚という絵で、アタクシなら、間違いなく彼女たちの虜になって海に引きずり込まれてもいい……、いえ、幸せだと思いましたから、絵はがきを買ってしまいました。

 

他にも、〈叫び〉でお馴染みのムンク氏の独特の作品もいくつかあり、いろいろ紹介し出したらきりがないほどの展覧会でした。

 

ただ、最期には、

「やっぱり恐いのは人間だ」

と、当たり前の結論に達してしまいましたが、それでも、日本人の方がまだ優しいのではないかと思う一方で、浮世絵や日本画の方が恐ろしいとも思いました。

 

え?

(ブログのネタに困って、仕事をほったらかして行ったんやろ!)

なんでわかりました。

 

え?

明日?

ははははは……