アマチュアの女性落語家集団なでしこ連合による、福井県小浜市で開催されるちりとてちん杯のための練習会が、昨日、伝楽亭で開かれました。
練習会とはいえ、本番での8分という時間規制の中で、それぞれの持ちネタを披露し、終ってから各自のデキについて、活発かつ笑いに包まれた意見交換が行われました。
久しぶりになでしこの皆さんの落語を拝見いたしまして、
「うまくなってるな、面白くなったな」
というところが、正直な感想で、この上まだ腕を上げようという志の高さには、ただただ脱帽するばかりでございました。
唯一、大会の練習とは別に演じられたゆ乃月嬢の『御神酒徳利』は、高座もさることながら、
「よくできた噺やな」
と、創作者として感嘆いたしました。
とは言え、もっとも楽しく面白かったのは、やはり打ち上げでございまして、仕事も年代も境遇も違う女性が集まってお酒を飲みながら交わす話を聴けるチャンスは、他にはございません。
かかし師と玄関師もいらっしゃいましたが、オッサンは、ただただ酒の肴にされてしまうばかりでございました……