場を和ませるための危険な台詞

アタクシ、場を和ませるための危険な台詞をいくつか引き出しに入れております。

 

先日、伝楽亭に出入りする某師が、

「恋人つなぎをしたい……」

てなことをおっしゃいましたので、アタクシ、

「某さんが奥さん以外の女性と恋人つなぎしたいと言うてましたって、奥様に電話しますよ」

と言って自分の携帯電話を取り出して、

「もしもし、某師の奥さんですか。ご主人について大切なお話があります。え? あたくしですか? もちろん、奥様の味方です」

と話し始めましたら、慌てて、

「止めてくれ」

とおっしゃいましたから、

「そこは、なんでおれの嫁はんの電話番号、知ってんねん! とツッコミ入れなあきまへんがな』」

以来、某師はアタクシに冷たくなりました。

 

先日、緊迫した職場で、書類を落とした同僚に、

「落ちた」

と一言って知らせた方がいらっしゃったので、場を和ませるためのアドバイスをいたしました。

「そういうときは、お嬢さん、ハンカチが落ちましたよ、と言うと、受けまっせ」

緊迫した職場に、冷たい風が吹き抜けました。

 

先日、職場で若い方が、

「ほんまに忙しい」

とこぼしていましたから、

「そいうときは、吉本新喜劇の谷しげるさんみたいに、『は、いそがし、は、いそがし』と言うと……」

「この忙しいときに、誰でんねん、谷しげる!」

 

以前、

「仕事で上司と二人で車に乗って、会話がなくて、困りました」

と言う方がいらっしゃいましたので、

「そういうときには、『やっと二人きりになれたわね』と言うと、面白くなります」

 

先日、先に帰る女性スタッフが、

「お疲れ様でした」

と、挨拶をされましたので、

「いや、アタシ、まだ疲れたらあきまへんねん」

と、申し上げましたら、

「すみません。気がつきませずに……」

「いや、そこで謝られたら困ります。どうぞ、笑ってやってください」

と、こちらが謝りました。

 

皆さんも、機会があれば使ってみてください……

 

え?

(そんなん、平気で使えるのはオマエだけじゃ!)