大相撲春場所は、荒れるということがよく言われますが、この秋場所は、台風場所と言ってもいいかもしれません。
その高安関も、初優勝を期待されながら、怪我で休場に追い込まれ、ここはやはり一人でがんばっている横綱日馬富士関が立役者かと思いきや、昨日は勝手に立ち会い不成立と勘違いしたのか、琴奨菊関にあっさり敗れてしまいました。
これで、役力士の全勝はなくなり、平幕力士ばかりが全勝という事態になってしまいました。
その中に、日馬富士関を敗った琴奨菊関がいらっしゃいますが、今場所、その琴奨菊関が優勝する可能性が高いのではないかと、密かに思っております。
優勝して大関に昇進した１年後に大関から陥落し、復帰することができずにずるずる番付を下げてはいますが、これだけ上位陣がいなくなり、かつ、形はどうあれ、一人残った横綱を下したとなれば、もっとも優勝する可能性の高い力士として名前を挙げることができるのではないかと思います。
そうなると、元大関の平幕優勝なんて、前代未聞の快挙ということになるかもしれません。
カド番大関豪栄道関の、２度目の逆転優勝なんて話題もありかと思いますが、ここは琴奨菊関の、元大関平幕優勝に期待したいと思います。
