サワコの朝から〜矢野顕子さんの『持ってるものから出すしかない』〜

今朝のサワコの朝(MBSテレビ)のゲストは、シンガーソングライターの矢野顕子さんでした。

 

冒頭、今はアメリカを拠点に活動されている矢野さんの、アメリカにはない、日本の新聞で年齢を載せる報道に対する否定的発言で、アタクシも以前、新聞の取材を受けて最初に何気なく聞かれて答えた年齢がその記事に掲載されて、

「え?」

と、多少不快に思ったことを思い出しました。

記者にすれば当然のように思っていることでしょうが、年齢を載せるなんて一言も言われなかったアタクシからいたしますと、個人情報を聞き出して勝手に公表することになるのではないかと思います。

次からは、そんな質問には答えないぞ、と決意してはいますが、未だにそんな機会に恵まれません……

 

報じられる年齢を一つの例としながら、アメリカでは、その人の作品、活動だけが評価され、それ以外の日常は問題にされないということをおっしゃっていました。

日本でもそうだという声は耳にいたしますが、実際、そうなっていないことは、報道を見れば明らかです。

だから、自分の作品の評価を真摯に求める人は、日本から出ていくのかもしれません。

 

後半では、即興で曲をつけて歌うことが話題になりましたが、よく言えば自由に、悪く言えばはちゃめちゃにやっているように見えて、実は、

「自分の中から出すしかない」

「それまで自分が作ったり壊したりしたものから生まれてくる」

ということをおっしゃていました。

 

《作品は、自分の持っているものからしか生み出せない》

 

ということは、以前からアタクシも承知しておりますから、だったら矢野さんに倣ってアタクシもアメリカに渡って……

 

てなことを例によって例の友人に語りましたところ、

「でもキミの場合、少ない自分の持ち物を補う為に、いつも付け焼き刃で仕入れているだけだよね」