《そこまで言って委員会NP》〜ドン小西さんの教え〜

本日の《そこまで言って委員会NP》のお題は…… いえ、テーマは、『斜陽産業に再び陽は昇るか』ということで、アパレル、外食、音楽、出版、家電の復興会議が開かれたあとで、いずれも、

「会議は暗礁に乗り上げた……」

というオチがついて、メンバーと専門家による言いたい放題というシナリオは、いつものように笑わせてくれました。

 

各産業を代表する専門家の皆さんの含蓄ある問題点の指摘や解決策には、さすが、と思いましたが、中でも最初にアパレル業界を代表して登壇されたドン小西さんの、

「イメージを作り上げた人間の勝ち」

「数字がイメージを支配している」

「ファッションとは、個性的に自分を表現するもの」

といったユニークな発言には、ただただ脱帽するばかりでございました。

 

ファッションとは、個性的に自分を表現するものであるはずなのに、現代は、数字がイメージを支配して服が作られているから、売る側の人間も、自分の感性ではなく、こんなモノが売れるだろうという判断している、という意味かと思います。

 

ネット時代の変化に呑み込まれたような感覚が否めないという点が、いずれの産業にも見られる共通点のようでしたが、それは、資本主義社会における、数字に支配されているというところが大きな要因になっているように感じました。

 

音楽プロデューサーの長岡成貢さんから、音楽業界の仕組みを一度壊したほうがよいという主旨の発言がありましたが、たとえ斜陽産業でも、イメージや仕組みを最初に作り上げた者が儲けているという点も、共通しているように思いました。

 

本日の《そこまで言って委員会NP》は、とてもためになりました……

 

(そら、どういうこっちゃ!)