江原啓之さんの言葉から〜人が心を殺し合っている時代を生きる術〜

神奈川県座間市で、9人が殺害されていたという事件の容疑者について、

「一度、殺されている人は人を殺す」

「この人は、何かの理由で一度、人生を殺されているはず」

「今は、肉体だけでなく、人が心を殺し合っている時代」

などと、テレビで江原啓之さんが論じられたそうです。

 

現実に、殺人が行われれば、マスコミに報じられますが、江原さんの言葉に従えば、ニュースで報じられない心の殺人事件は数え切れないほど発生していることになります。

 

非難、中傷、いじめからセクシャルハラスメントパワーハラスメントといったところも、心の傷害事件、殺人事件ととらえることができます。

 

ただ、非難や中傷、いじめ、ハラスメントをやっている人は、不思議とそんな自覚のない(あるいは自覚のないフリをしている)ケースが多いようで、おそらくそんな人に限って、自分は人殺しなどする人間ではない、と高をくくっている御仁ばかりではないかと推察いたします。

 

《もしかしたら、自分は人を殺すかもしれない人間だ、という意識を持っている》

という考えは、作家の筒井康隆先生のお言葉だったように思いますが、反対に、

《もしかしたら、自分は殺人者を養成しているかもしれない、という意識を持っっている》

という考えも成り立つのではないかと、江原啓之さんの言葉から思いました。

 

そうは申しましても、生きていれば、傷つけ傷つくことがあるのは避けられないことはあると思います。

自分が人殺しをしないために、あるいは殺人者を養成しないためには、拙ブログのように、たくさんの方に笑っていただくのがよいかと……

 

え?

(ぜんぜん笑えない!)