サワコの朝から〜松本隆先生の教え〜

さて、本日の《サワコの朝》のゲストは、作詞家の松本隆先生でした。

 

作詞に関わらず、〝かくしごと〟をしている人間には、糧になるお言葉ばかりちょうだいしたように思います。

 

作詞にあたって、〈冬のリヴィエラ〉(作曲・大滝詠一さ先生 ビクター音楽産業)や〈渚のバルコニー〉(作曲・呉田軽穂先生 CBSソニー)のように、

『場所から入ることが多い』

 

木綿のハンカチーフ〉(作曲・堤恭平先生 CBSソニー)のように、コットンではなく死語になってしまっているかのような木綿を使って、

『目に入っても目に入っていないものに命を与える』

 

さらに、九州から東京に出てきたプロデューサーの話から、〈木綿のハンカチーフ〉を作るに当たって、

『成功はしているけれど、失ったものもあったのではないか』

 

赤いスイートピー〉(作曲・呉田軽穂先生 CBSソニー)では、春入りの汽車という中間色から入って、赤で締めくくる、という話に、阿川さんが、

「画家と話しているみたい」

 

最後に、

「作詞には語彙力が必要でその語彙力をつけるには読書しかない』

という、至極当たり前のことをおっしゃったのは、〝かくしごと〟の原点でありますが、読書なくして書けるはずなどないことを、改めて思い知らされたしだいでありました……

                                  デンデン

(これはデンデンで終ったらあかんやろ!)