本日の《そこまで言って委員会NP》は、『日本企業カイカク委員会』ど、銘打って、不正、メーカーの不正、働き方、食品偽装をテーマに、まさに改革論議が交わされていました。
話を聞いておりまして、
「日本人的だな……」
と感じておりましたアタクシの心情を、
『問題は、制度よりも風土』
という言葉でございます。
いくら制度改革を試みても、長年に渡って根付いた風土が買わなければ、改革がうまく推し進められるはずがありません。
一見、制度や規則を遵守するように見えて、実はそれまでの慣習から抜け出さないところが日本人ではないかと思います。
たとえば、先日、電車が定刻より二十秒早く発車したことが報道されましたが、これも規則を厳守するという姿勢よりも、そういう慣習だから…… と解釈することができるのではないかと思います。
横綱日馬富士関の暴行事件において、暴行を受けた貴乃岩関の師匠である貴乃花親方が、警察に被害届を届けながら大相撲協会には知らなかったと言ったなどの一連の不可解な行動についても、同様の背景があるのではないかと思います。
貴乃花親方は、部屋を興した当時、ムリ篇にゲンコツと書いて兄弟子と読ませるような相撲界の体質を改めたいという意向があったように記憶しています。
にも関わらず、これまでにも暴力沙汰が報じられているようにそうしたことがなくならないから、貴乃花親方は理事長選挙に臨み、今回の行動も、そうした考えの表れなのではないかと、アタクシ、密かに思っております。
『問題は、制度よりも風土』
という言葉は、遅まきながら、流行語大賞にノミネートしても……
え?
(流行語で終らせたらあかんやろ!)
問題は、流行で終らせてしまう…… というところにもあるのかもしれません……