ワンピース〜父と娘のエピソード〜

「小学1年生のとき、国語の教科書を紛失した私のために、母は私の友人から教科書を借りてそれを徹夜で書き写してくれました」

というアタクシの母の話を高座で語ってくださいました上方の女流講談師旭堂南華師は、

「母のエピソードはどこでも受けます」

とおっしゃていました。

 

母に捧げるバラード』の歌手、武田鉄矢さんも、同様のことをおっしゃって、父親の話は受けない、という主旨の話もされていました。

 

これらの話は、父親よりも母親の愛が深いということは、世の中の共通認識となっている証であると思いますが、本日発売の少年ジャンプ(集英社)に連載されている『ワンピース』(尾田栄一郎さん)では、自分が父親であることを知らぬ娘のシフォンを、命を賭して救う父、バウンドが描かれていました。

 

ベッジの船が水陸両用であることや、サンジが蹴ってケーキを船に積んだことや、それを見たプリンちゅわんの姿など、見どころ満載の中で、アタクシ、その父の姿にホロリとさせられてしまいました……

 

基本的に、父親がいくらがんばっても子供は母親のモノであることに違いなく、考えようによっては、バウンドは世の父親を象徴しているといっていいのかもしれません……

 

ということで、本日はオチのつけようがありませんので、これで御容赦ください。