〈Yahoo!検索大賞2017〉の大賞を、お笑い芸人のブルゾンちえみさんが受賞されたと奉じられました。
街角のポスターやテレビCMなどで最近よく見かける女性で、当初、渡辺直美さんかなと思いながら、でもちょっと違うかな、という間抜けな印象をアタクシ持っておしましたが、実はお笑い芸人で、〈流行語大賞〉にノミネートされた『35億』を決め台詞にされていたということを、受賞の新聞報道を読んで知りましたので、思わず検索してしまいました……
毎年、NHKの紅白歌合戦を見て、今年流行した歌を知るようになったのと同じで、この年になりますと、
「こんなことも知らないのか……」
と、若い人に呆れられておりますが、今日、職場で、かつて週刊少年マガジンに連載されていた《巨人の星》(原作・梶原一騎さん 作画・川崎のぼるさん 講談社)の左門豊作が話題になったときに、傍で仕事をされていた若い人はご存じなく、
「なんだ、そんなことも知らないのか……」
とは、アタクシは思いもしませんでしたので、若い人が知っていることを知らないアタクシにも、どうか優しく接してもらいたいと思う次第でございまして……
お笑い芸人でも歌手でも、一時、爆発的な人気を博しても、数年後、あるいは翌年にはもう忘れられていたというケースは、たとえば芥川賞作家にもあるようですので、ブルゾンちえみさんには、そんなことのないように祈ります。
かく申しておりますアタクシも、そうならないように……てなことを例によって例の友人に言おうといたしましたら、
「キミの場合、忘れられる以前に、何かの実績を残して覚えてもらうことが先だよね」