横綱の重大インシデント

ニュースの優先順位は、どのように決められているのでしょうか……

 

民放はともかく、今日はNHKのニュースでも、大相撲の横綱審議会と理事会の結果を冒頭に報じ、次いで重大インシデントとされた新幹線の台車破断問題、殺人事件の再審決定、自民党内での憲法改正案など、主な項目が続き、最後に各地の社寺のすす払いの様子が映じられていたようです。

 

ときどき、それぞれのニュースが報じられた時間や、ページ数などについて公表されているのを見かけますが、おそらく、今日は大相撲の横審、理事会の報道がダントツの、ぶっちぎりの一番になるのではないかと思います。

 

国民が一番知りたいことを優先するか、それとも重要性を重視するか、という点で考えると、新幹線の台車の破断が一番ではないかと思いますが、これが原因で脱線事故が起こって死傷者が出ていなければトップニュースにならないのではないかと想像すると、なんだかぞっとします。

 

実は、今回の大相撲の問題が、国民のもっとも知りたいニュースだったか、という点にも疑念があります。

マスメディアが、勝手にそう思い込んでいるだけではないのか、とも思います。

 

もちろん、飛び込んで来たニュースの順番もあるかとも思いますが、もし国民の知りたいニュースを優先しているというだということが幻想だとしたら、ニュースの優先順位に誰もがもっと敏感に、慎重にならなければいけないように思います。

 

え?

(そう言うオマエは、いっつも皆が注目せんようなネタばっかり扱うてるうあないかい!)