今朝の《サワコの朝》(MBSテレビ)のゲストは、山本リンダさんでした。
アタクシ、実は子供の頃から山本リンダの大ファンで、今でもアタクシだけでございます、〈どうのもとまらない〉〈狙い撃ち〉〈狂わせたいの〉〈じんじんさせて〉(キャニオンレコード)を仲間内で休まず歌えるのは。
ただ、4曲続けて歌うなんてコトをいたしますと、きっと、タイガーマスクの〈みなしごのバラード〉を一人で歌う毎日になってしまうかと察しておりますので、そんな無茶なことはいたしておりません。
山本リンダさんのデビュー曲は〈こまっちゃうな〉(ミノルフォン)で、これは作詞作曲をされた遠藤実先生の問いかけに、
「こまっちゃうな」
と答えたことがきっかけになって生まれた歌だそうです。
誰かと話しているときに出た言葉が曲になった、という話は、ヒット曲誕生のエピソードとして耳にいたします。
阿久悠先生、都倉俊一先生のゴールデンコンビによる〈どうにもとまらない〉は、《リンダプロジェクト》から生まれたそうですが、そこには、それまでの女性蔑視的な風潮を変えて女性が生き生きと活動する世の中にしたいという、阿久悠先生の強い思いがあったそうです。
また、〈こまっちゃうな〉以後、ヒット曲のなかった山本リンダさん自身の、崖っぷちに立つ思いもそこにあったそうです。
この曲でダメなら、もうあきらめようか、という思いでだした歌が大ヒットしたという話も、ヒット曲誕生のエピソードとして耳にいたします。
そうした思いのこもった〈どうにもとまらない〉に、一番についてきたのが子供だったそうで、アタクシもその一人だったのですが、どうしてアタクシの回りにそうした友達がいないのだろうかと、例によって例の友人に尋ねましたところ、
「みんな、大人になったんだよ……」
お母さんの話を交えながら、最後に山本リンダさんは、
《人と人とのつながりが、何物にもかえがたい》
とおっしゃていました。
アタクシ、子供のままでもいいから、ずっとファンでいようと思いました……