今年の目標を考える視点2

たとえば、昨年末の大掃除のときなんかに、昔、買ってろくに読まないままに積んだままになっている本を取り上げて、

「これ、読まないんだったら、処分してよ」

と、家族に言われて、

「いつか読もうと思っているんだ」

と言って取り返した本を、やっぱり読まないままになっているとしたら、

〈いつか読もうと思っている本〉

は、

〈いつまでも読まれない本〉

であると言い換えることができます。

 

だったら、今年の目標の一つに、

《いつかを今に言い換える》

を加えるというのは、どうでしょうか?

 

親に、

「いつ勉強するの!」

と言われた子供が、

「今、よろうと思っていたのに……」

と反抗するケースは、巷でちょいちょい見られるようですから、本の処分を迫られる前に、

「この本、今、読む」

と宣言するのもいいかと思います。

 

「いや、優先順位が……」

なんて言ってるうちは、ただ先延ばししているだけで……

 

え?

(自分で自分の首を絞めるようなことを言うてるんやないのか……)

 

いえいえ、決してそのようなことはありません。

モノを書いておりますと、いつか読もうと思っていた本を読まなければならないこともありますので、アタクシの場合、

〈いつか読む本はほんとうに読む…… ことになるかもしえれない本〉

であります。

ただ、読もうと思ったときに、その本をどこに置いたか分からなくなっているということが、よくありまして……

 

「今年の目標は……?」

と問われたときに、

「いつか考えます」

というよりは、

「年内には考えます」

なんてのも、面白いかと思います。

 

ただ、アタクシの場合、

「年内には考えるよな」

と、皆に先を越されて言われてしまいました……