今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、作曲家の小林亜星先生でした。
冒頭、
「やせて死にたい。最後はもてて死にたい」
と一発かましてくださいまして、早速、
「最後はもてて死にたい」
は、勝手に使わせていただくことにしました。
向田邦子先生の『寺内貫太郎一家』の裏話と懐かしい映像、また、恒例の2曲を自ら持ち込まれた蓄音機を回して、同じく御持参のレコードをかけて聞かせてもらえただけで、今日の《サワコの朝》を見た甲斐があったと思いました。
CMソングやアニメーションの主題歌にまつわるエピソードなど、本業の作曲家としてのお話も面白うございましたが、師匠の服部正先生の、
「自分で自分のことをアーティストと言うな。アーティストは周りが言うことだ。職人になりなさい。職人になれなかったら、アーティストになれない」
という教えが、アタクシの胸にずしんと響きました。
アタクシは、もちろん職人ではありませんし、アーティストと呼ばれるような人間でもありません。
かと言って、芸人と言えるほどでもなく、ましてやまともな勤め人でもありません。
未だに何者でもないアタクシは、これから何者かになれるのだろうか……
たとえ何者にもなれなっかとしても、
「最後はもてて死にたい……」