現金化できない仮想通貨とミステリー作家

仮想通貨大手運営取引所コインチェックから流出した仮想通貨は、ネット上の行き先を追跡されて、その動きが逐一把握されているので、現金化できない状態にあるようです。

迂闊に現金化するとたちまち犯人逮捕となるようで、なんだか人質をとって身代金を手に入れようとする犯人が、金の受け渡しに苦労している状態と似ているのではないか思います。

 

おそらく、多くのミステリー作家が、この仮想通貨をどうやって現金化すればいいのか、あれこれ考えているのではないかと思います。

 

ネット社会となって犯罪も多様化する中で、これまで思いもつかなかった方法で実行される犯罪を参照するだけでなく、誰も考えもしなかった犯罪やトリックを編み出さなければならないミステリー作家には、厳しい時代に…… いえ、ミステリー作家だからこそ、面白い時代になったのかもしれません。

もちろん、新たなスタイルを引っさげた新たな作家も登場するでしょう。

 

さて、ネット上で動きを押さえられた仮想通貨について、

「結局、現金化されずに塩漬けになってしまうのではないか……」

とおっしゃる専門家もいらっしゃるようですが、塩漬けにされて三十年後、忘れられたころに……

なんてアイデアはどうでしょう?

 

え?

(忘れられたころに、どないすんねん)

それが考えつくぐらいなら、アタクシ、こっそり書いてます……