今朝の《サワコの朝》(MBS)のゲストは、歌手の野口五郎さんでした。
14歳で上京して野口さんを、毎月訪ねていらっしゃったお父様がお帰りになるときに、挫折感を味わって帰りたいとその背中に告げようとしたそうです。
でも、そのとき、お父様はわざと振り返らなかったそうです。
《振り返ってはいけない》
なんて歌詞もはやり歌にはよく出てくるかと思いますが、これができる人は、ほんとうに辛さに耐える勇気をお持ちの方かと思います。
なにしろ、日本最古とされる歴史書『古事記』に登場する神でさえ、振り返ってしまっているのですから……
「女は過去を振り返らないのよ」
とかなんとか言われて、アタクシ、振り返ってもらったことがありません……
てなところがオチだろうと、アアタ、思いませんでしたか?
面白かったのは、コントにも出ていらっしゃった野口五郎さんの、
《間の選択は一つしかない》
という言葉でした。
コントの間は、音楽と同じで、転ぶ時にも8分休符ではふくらはぎに引っ掛けて、16分休符では足首に引っ掛けて転ぶ、なんてお話は、下手な三題噺をやっておりますアタクシには、目から鱗の落ちるような教えでございました。
次にカラオケに参りますときに、注意してみたいと思います。
え?
(だからと言うて、悪魔にでも魂を売らん限りは、噺は下手なまんまやろ!)