瓶に入れて海に流した手紙から読み取れるコト……

オーストラリアの西部の海岸で、132年前にインド洋を航行中のドイツの帆船から海に投げ込まれた世界最古の瓶入りの手紙(ボトルメール)が発見されたそうです。

 

132年前にインド洋を航行中のドイツの帆船から海に投げ込まれたようで、時間のかからない後悔ルートを見つけるための海洋調査として投じられた数千のボトルの一つだったようです。

 

瓶に入れて手紙を海に流して、どこの誰ともわからない人からの返事を待つ、なんてことは、〝既読〟かどうかまチェックできるような情報社会になってしまった現代では、あまりにバカげたことのようにも思われます。

でも、SNSで見ず知らずの人と知り合って……という本質的なところは変わらないようにも思います。

 

ただ、今回発見された瓶入りの手紙は、時間のかからない航海ルートを見つけるための海洋調査として投じられた数千のボトルの一つだったようで、ファンタジックな想像ともロマンティックな感傷とも無縁なように見えますが、より高い確実性が求められる現代社会には、いつのことになるかもわからないような、いえ、誰かの手に渡ることなど永遠にないかもしれない可能性の方が高いような、そんな不確実な何かが、本当は必要なのではないかと、ふと考えてしまいました……