英国人が沖縄の発酵食品、豆腐ようを食べて、
「ブルーチーズと放射性廃棄物を2で割って食べたよう」
という表現が、教科書検定に合格した高校の英語の教科書に掲載されていた件について、出版社の担当者は、
「筆者はユーモアのつもりだったが、そのまま使ってしまった」
と述べたと、昨日、報じられていました。
今朝、通信制高校でバーチャルリアリティーを使って入学式が行われることを報じた某テレビ局のアナウンサーが、
「入学もバーチャルだったかも……」
てなコメントを添えていました。
ときどき、政治家が、
「それは言うたらあかんやろ」
なんて失言について、
「冗談のつもりだった……」
と弁明する報道があります。
落語に触れている者から申し上げますと、落語自体、そうした意識を内蔵した伝統文化であり、だからこそ、ワレワレは細心の注意を払ってそれぞれの高座に上がっております。
三題噺のお題をいただきます際にも、アタクシ、そうした不届きな発想をしてしまうときもあります。
そんな発想をしてしまうことまで間違っていると非難されますと、アタクシ自身が世の中から抹殺されるべき存在になってしまうかもしれません。
文部科学省は、
「事実として書いたわけではないので、修正は必要ないという判断だった」
と説明しているそうですが、アタクシ、
「そう来ますか〜」
と思わずツッコミを入れてしまいました……
今朝の某アナウンサーのコメントにつきましては、冗句の限界のように感じますので、個人的には穏便に、あるいは何事もなく、誰も気づくことなく流されることを、アタクシの杞憂であることを願っております。