本日の《そこまで言って委員会NP》のテーマは、〈犯罪被害者の声を聴く〉でした。
最初に、3月に解散が報じられた犯罪被害者の会の活動によって被害者の裁判に関わる制度が改善されたことに触れながら、それでも裁判所の本質は変わっていない、などといった問題が述べられていました。
さらに、オーム真理教の起こしたサリン事件、北朝鮮による拉致事件へと番組が進行するにつれて、裁判所に限らない、マスメディアや警察、検察、さらには国会の、政府の問題点が次々と掘り出されてきました。
まだまだ聴きたいと、見ていたアタシも出演者も思っていたかと思いますが、時間の関係で中途半端に終ってしまったことは、やはり残念でした。
最後はいつものように、〈ノープレブレム〉と書かれたシャッターが降りて番組は終りましたが、
「ぜんぜんノープロブレムじゃないじゃないか!」
と思ってしまったのは、私だけではないと思いますが、それはつまり、
「それぞれの問題は実は国民の問題で、私たちにできることは何か、考えて行動しろ」
という自身へのメッセージでもあるように思います。
そんな中で、妻子を奪われた、犯罪被害者の会の本村洋さんが、番組にエールを送られて爽やかに退場されたことが、深く心に残りました。