麻生大臣の失言はほんとうに失言なのか?

何かと、政治家の失言が取りざたされますが、

〈可能性があるとはよく言われているので、否定できない。事実かもしれない〉

という麻生大臣の言葉は、失言でしょうか……

 

〈セクハラ罪がないのは事実〉

という麻生大臣の言葉は、失言でしょうか……

 

〈新聞はTPPより森友〉

という麻生大臣の言葉は、失言でしょうか……

  

失言というのは、

『言うべきではないことをうっかり言ってしまうこと。あるいはその言葉』

のことだそうです。

 

アタクシ、麻生大臣を擁護するつもりも与党に与するつもりもありませんし、誰かを傷つける言葉を口にするべきではないと思っております。

 

でも、麻生大臣の発言は、うっかり口にしたという類いの失言ではなく、実はメデイアを試すために口にしているように感じておりますのは、アタクシだけでございましょうか……

 

その場を盛り上げるキャッチフレーズのような派手な言葉で他者を追及するパフォーマンスに集中するあまり、メデイアが注目しないような失言をされていらっしゃる代議士の先生方が少なくないようにも思いますのも、やっぱりアタクシだけでございましょうか……

 

麻生大臣は、

「二番目に大切なことは何か」

という、パフォーマンスしか考えていないような、某国会議員の質問に、

〈人間、生きていくうえで大切なことは、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝とともに眠る〉

という言葉を返したそうで、これを名言とされる方もいらっしゃるようです。

 

こんな話を例によって例の友人に語りましたところ、

「さすが、失言を重ねてきた人間だからこそ、言えるんだよね」