《日経おとなのOFF》〈おとなの語彙トレ〉に、
「こんなん載ってました〜!」
だけでは、トレーニングになりません。
掲載されている言葉を使って、ちょいと、例を考えてみました。
【睥睨】(へいげい)
意味・にらみつける。横目で見る。
例・初対面で睥睨するような態度をとる輩に腹が立ったが、笑って受け流した。
【讒謗】(ざんぼう)
意味・悪口を言い、人を傷つける。
例・讒謗ともとれる言いようだったが、笑って聞き流した。
合わせて、
例・彼は睥睨にも讒謗にも笑顔で応じる、心の広い人間だ。
いやいや、
例・彼は睥睨にも讒謗にも黙ってへらへら笑っているから、相手に馬鹿にされるんだ。
語彙力が増すと、言い換え表現ができるようになります。
【慮る】(おもんぱかる)
意味・何かを決行する際に、周囲との関係、後への影響など、すべてのケースや可能性
を考え合わせること。
例・状況を慮って文書を書き直した。
言い換えると、
例・総理の意向を忖度して文書改竄に至った。
《文は人なり》
と申しますが、それ以前に、
《言葉を選べば人(にん)が知れる》
と言えるかもしれません……
え?
(例を見て改めて納得した!)
そりゃどういうことですか……