《無用》と《禁止》

《無用》

には、

〈いらないこと(役に立たないこと)〉

という意味と、

〈してはならない〉

つまり、〈禁止〉という意味があります。

 

たとえば、

〈天地無用〉

〈問答無用〉

〈他言無用〉

などは現代でも使われておりますが、

〈立ち入り無用〉

の代わりに、

〈立ち入り禁止〉

が一般的に使われるようになっいます。

他に、

〈貼紙無用〉

〈解放無用〉

なども、

〈貼紙禁止〉

〈解放禁止〉

と、〝禁止〟に取って替わられている言葉も少なくないように思います。

 

と申しましても、

〈発売禁止〉

〈出入り禁止〉

を〝無用〟に置き替えることは難しいように思います。

 

単に置き替えるのではなく、二つ合わせて新しい言葉を創り出すのも一興かと思います。

 

たとえば、

〈禁止無用〉

なんてことも可能かと思いますが、このアイデアをいったい誰が世の中に広めていってくれるのか、てなことを考えますと、

「拙ブログが面白くないからといくら言っても、〈禁止無用〉です……」

 

あるいは、

「拙ブログについては〈無用禁止〉とするべきではないかとも思いますが……

 

「こらっ!〈禁止無用〉と〈無用禁止〉はどないちゃうんや!」

 

ええと、おやすみなさい……