ほろ酔い寄席から〜笑福亭生寿師に弟子ができたら……〜

昨夜、フジタホテル奈良にて、『ほろよい寄席』が開かれました。

 

いつもながら、主任を務められた旭堂南左衛門師の左甚五郎も笑福亭仁喬師の『二十四孝』も大変よろしゅうございました。

もう一人、ゲストでお越しいただきました笑福亭生寿師は、主催者の野田さんからのリクエストで『禁酒関所』を口演されましたが、

「あとで酒席がありますけれど、苦情は依頼された野田さんまで……」

とおっしゃりながら、見事な『禁酒関所』を見せてくださいました。

(なぜ、酒席を前に『禁酒関所』がいけないのかという点は、落語にお詳しい方にお尋ねください)

 

アタクシ、ずいぶん久しぶりに拝見いたしまして、芸風から風貌から笑い方から、師匠の笑福亭生喬師にすっかり似てきたなぁ〜、と思いました。

 

ちょいちょい親子会も催されていることは存じておりましたが、これほど師匠に似てきた師弟を見るのは、初めてかと思います。

 

酒席で近くにいらっしゃいました方から、師弟関係の芸名についてご質問がございましたので、

松鶴師匠の御弟子さんが、松の字をいただいた松喬師匠で、その喬の字をいただいた生嬌師匠の生の字をいただいて生寿師ですから、彼に弟子ができますと寿の字をいただいた弟子は、笑福亭寿限無寿限無五劫の……」

 

ボカ! ドス! ゴン!