ほんとうに久しぶりに《そこまで言って委員会NP》(読売テレビ)を視聴いたしました。
桂ざこば師匠のお姿がいつもの席にあって、
「ああ、よかったなぁ……」
と思いながら、本日のテーマは、米朝会談を控えての、
〈米中露三すくみスペシャル〉
例によって、専門家を交えた討論はまことに見応えがございました。
何がよかったのかと申しますと、フィフィさんの御著書の紹介から始まった、
《ハラルとハーレムの語源は同じ》
というところと、シンガポールに向かった金総書記の乗った飛行機、イリューシンが無事にシンガポールに着いたら、
《イリューシンがイリュージョンになる》
てなところと、
《アメリカは偽善的でロシアは独善的》
なんて、対句的な表現でございました。
専門家による現状の紹介やそれらから考えられること、また、そうしたことについて出演者それぞれの意見が交わされる中で飛び出すこうした表現からこそ、教養あふれるコミュニケーションの秘訣が垣間みられるのではないかと思います。
先日、ある女性と歩いておりまして、ちょっと躓いて転びそうになりましたから、
「歩いているときには転ばないように気をつけて、しゃべっているときにはすべらないように気をつけています」
と申しましたら、その女性は通りすがりに追い抜いた他人のようにアタクシの傍から離れてゆかれました……
同じ対句的な表現なのに、いったいどこが間違っていたのでしょうか……