『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題2〜《人殺しができると信じてしまうようなバーチャルリアリティ》^

昨日に続いて『オックスフォード&ケンブリッジ大学 世界一「考えさせられる」入試問題(ジョン・ファーンドン氏 訳・小田島恒志氏 小田島則子氏 河出文庫)の問題からネタを頂戴しております。

 

正確な問題の文言は、

 

精神病者(しかも、殺人だけが唯一の楽しみである患者)に、自分は好きなだけ人殺しができる現実世界にいると信じてしまうようなバーチャルリアリティを創出する機械を使わせることは、道徳的に問題ないないでしょうか?〉

 

です。

 

これもやっぱり日本人にはできない発想かと思います。

できるとしたら、筒井康隆先生をおいて他にはいらっしゃらないのではないかとも思いますし、筒井康隆先生なら、こも質問からも小説を創出されることと思います。

もちろん、数独クロスワードやクイズといった、決まった思考回路でしか考えない質問ではないこの手の問題は、たぶん、圧倒的にアタクシども凡人の脳の老化を妨げるのにかなり効果があるように思います。

 

本書では、質問からこの課題を通して見える本質をついた解説が記載されていて、それはそれで非常に激しく、腐りかけのワガ脳みそを刺激してはくれますが、それ以上に、強く、この手の質問を捻り出したい、という欲求を沸き起こさせてくれます。

 

〈自分は好きなだけ人殺しができる〉

 

というところを、

 

〈自分は好きなだけ女性にもてる〉

 

とか、

 

〈自分は好きなだけ金儲けができる〉

 

とか、

 

〈自分は好きなだけ……〉

 

え?

(やっぱり決まった思考回路でしか考えられへんやないか!)

 

腐りかけの脳みそですから、やっぱり手遅れかも……