今朝のNHKの『インタビューここから』のゲストは、アニメーション映画監督の細田守さんでした。
最新作『未来のミライ』は、ご自身のお子様から着想されたようで、自分の家族を描いただけ、という主旨のお話は、ヤン・ヨンヒ監督と同じかと思いますが、何気ない普段の生活の中にこそ、創作のテーマが潜んでいるということかと思います。
ただ、多くの人はそれを見過ごしているために、細田監督のような方の手によって、そうしたテーマに私たちは気づかされるのでしょう。
でも、お話を伺っておりますと、単純に自分の家族を見ているだけではないようです。
《みんなが個に分断されている》
《家族の価値観を問われている》
《映画を通してみんなと考えたい》
自分の家族を見て、世の中を見て、そこから何が見えてくるのか、という点が大事なことだと感じました。
「細田監督のインタビューから、自分の身の回りにあることと世の中で起こっていることから創作するということは分かっても、キミの作品がそうしたことからかけ離れたところにあるのは、どうしてなんだろうねぇ……」
とは、例の友人の言葉でございます……