ブランドの倫理

 

アタクシゴトで申し訳ありませんが、昔、著作を出版いたします際に、出版社の担当者から、〝著者のブランディング〟なんてことを言われてちょいと舞い上がったことがございました……

 

高級ブランドばかりを身につけたけれど、それで自分の価値が上がることにはならないと気がつきました、なんて話を耳にしたこともあります。

 

単に、家畜の区別のための焼き印でしかなかったブランドという言葉、あるいはブランディングてな言葉には、いつのまにかお金の匂いもまとわりついて、アタクシどもはずいぶん振り回されているように思います。

 

朝日新聞DIGITALによりますと、スイスの宝飾ブランド、シュパールでは、

《倫理的にかなう労働環境で採掘、供給された〈エシカル・ゴールド〉のみをジュエリーと時計に使う》

ことを表明しているそうです。

 

『私立大学ブランディング事業』を巡る不正入学問題は、当該大学の慣習的裏口入学をも白日の下に晒しましたが、特に『私立大学ブランディング事業』に認定されなくても、すでにあった裏口ブランドを大事にしていればよかったのでは……

 

(おい!)