最高級ブランド文学賞……

世の中、いろんな文学賞がございますが、高級ブランドの筆頭は、やはり芥川賞直木賞になります。

 

第159回芥川賞を受賞したのは、高橋弘希氏の『送り火』でした。

先日、剽窃、盗作疑惑が報じられた、北条裕子氏の『美しい顔』は受賞を逃しましたが、もし、『美しい顔』にそうした疑惑が持ち上がらなければ、賞の行方はどうなっていたのだろうか……

 

てなゲスな考えを思い巡らせてしまうのは、アタクシばかりではないように思いますが、いかがでしょうか……

 

何しろ、高橋氏は四度の目のノミネートですから、そんな騒動がなくても、純粋に『送り火』が受賞したと言えるかもしれません。

たとえそうであったとしても、なかったとしても、文学賞の最高ブランドである芥川賞に、ただただ傷をつけたくない、という思いは、関係者にあったのではないかと思いますが、どうでしょうか……

 

ただし、あとで何らかの疑惑が生じる作品をノミネートしたという段階で、すでにブランドに傷をつけてしまっていた、と言えるのかもしれませんが……

 

きっと、明日以降、そんな報道も散見できるのではないかと思いますが、どうでございましょう……