閉幕するアジア大会に思う。

ジャカルタアジア大会が、今日、閉幕します。

 

中国には及びませんでしたが、日本の選手団は、2番目に多い70個以上の金メダルを獲得し、水泳の池江璃花子選手がMVPに選ばれるなど、すばらしい活躍を見せてくれました。

 

台湾も、金メダル17個を獲得しています。

でも、国名は、台湾ではなく、中華台北チャイニーズタイペイ)です。

 

国連から事実上追放され、主権や国家承認問題を抱えながら、それでも国際社会に参加するための呼称ですが、中華台北ではなく台湾という国名でありたいと、国民は思っているようです。

ただ、国際社会に参加するまでの道のり、歴史に思いを馳せますと、こんな簡単な説明で済ませるのは悪いようにも感じます。

 

昨日、NHKの『おはよう日本』で、バヌアツのビーチバレー選手が、東京オリンピック出場を目指しているという報道がありました。

いろいろ大変なこともあるようですが、是非、出場してもらいたいと思います。

 

一方で、スポーツの祭典などと言っていられない国や民族も存在します。

 

平和の祭典、とも呼ばれるこうしたスポーツの大会に参加できるようになれば、その国や民族は一定の平和を手にしたことになるのでしょうか……

 

てなことを思いながら、アジア大会が閉幕する今日、2時から伝楽亭で開催されます《三題噺の会》にお越し下さいというところと、どう結びつけてオチにしようかと……

 

私たちは、平和を享受している、能天気な輩でございます。

 

失礼いたしました。