横綱稀勢の里関が継承しているはずの日本の伝統

大相撲九月場所、五日目を終えて、進退のかかる横綱稀勢の里関から、白鳳関、鶴竜関、大関、高安関、大関昇進のかかる関脇御嶽海関など、今場所は上位陣が白星を重ねて落ちついた場所になっているようです。

 

稀勢の里関は、もしかしたら今場所も序盤でいくつか星を落として途中休場かとはらはらしながら見ておりましたが、今までだったら負けていたであろう危ない場面も凌いで逆転勝利を収めているところを拝見いたしまして、なんとか横綱の面子は保てるのではないかと思っていますが、気の早いマスコミは、長期休場明けの復活優勝、なんてことも報じているようです。

 

稀勢の里関の師匠は、かつておしん横綱と呼ばれた隆の里関、鳴門親方ですから、辛抱も継承しているかと思います。

 

《辛抱》

 

という言葉が日常で生きているのは、今や角界だけのようにも思います。

 

「辛抱して稽古に励む」

「非難されても言い訳をしないで辛抱する」

 

昨今、問題になっているアマチュアスポーツ界のお歴歴が軽々に言い訳するのとは大違いであるように思います。

 

大相撲の面白さは、一瞬の勝負の中に辛抱が垣間見えるところかもしれません。

 

なんて話を例によって例の友人に語りましたところ、思った通り、

「キミに足りないものの一つだね」

 

最近は、執着しないことで心の平穏を保つようにしていますが、もう少し辛抱して女の子にアタックしてみようかと……

 

ぼか! どす! ごん!