貴乃花親方と新潮45

貴乃花親方の引退届を日本相撲協会は受理しない方針だという報道があります。

 

貴ノ岩関に対する暴行事件で告発状を提出した貴乃花親方に、告発状の内容が事実ではないことを認めなければどの一門にも所属させない旨のお達しがあったそうで、もしこれが報じられている通りなら、小学生のいじめ問題より程度の低いハラスメントではないかと思います。

 

日本相撲協会としては、辞職を認めずに解雇することで組織防衛を図るつもりなのかもしれませんが、あえてそんな見え透いた手段を講じられるのも、毎場所の盛況があるからではないかと思います。

 

貴乃花親方の報道と並んで報じられていました、LGBTを巡る記事で物議を醸した新潮45(新潮社)が、限りなく廃刊に近い休刊になる理由は、販売数の低迷だそうです。

 

どれだけ世間を騒がせても、勝てば官軍、負ければ賊軍、という構図は、歴史の基本です。

 

パワハラ、セクハラで槍玉に挙げられた個人は退場せざるをえませんが、組織に歯向かう個人も退場させられるというのも、また歴史が教える事実かもしれません。