今年のノーベル物理学医学賞を受賞された本庶佑特別教授の人となりが、マスコミを賑わせているようですが、愛知県の藤田保健衛生大学における、受賞後、はじめての講演で、
「免疫からがんにアプローチする人は極めてわずかで、異端者のように扱われてきた」
「がんの専門医でなかったのが幸いした」
などと述べられたそうです。
《異端者であれ》
とは、ノーベル賞にかかわらず、これまでも何か素晴らしい業績を残された方が口にされてきた言葉だったように思います。
また、専門家ではないからこそ、既成の発想にとらわれないアイデアが生み出されるというケースも、世間には転がっているように思います。
そういった話を好まれる方は少なくないのに、異端者のレッテルが貼られると、どういうわけか冷遇されるのが一般のようです。
新薬の提案も、当初は製薬会社に相手にされなかったそうですが、本庶教授のこうしたお話は、周囲から異端視されて認められないアイデアを持っている人には、励みになるように思います。
「アタクシも……」
てなことを、例によって例の友人に語りましたところ、
「キミの場合、奇を衒って、あれこれ思いつきてはいろんなことに手を出す〝異端〟だよね」
オチを、
「だから、だいぶ〝痛ん〟でる……」
いしようか、
「だから、ここに〝いたん〟です……」
にしようか、考えて……
ボカ! ドス! ゴン!