『安田講堂事件』や『あさま山荘事件』で、現場の指揮を執られたことでも知られた方です。
著作も、
〈私を通りすぎた政治家たち〉(文春文庫)
〈私を通りすぎたスパイたち〉(文芸春秋)
〈私を通りすぎたマドンナたち〉(文迎春寿)
と、〈私を通り過ぎた〉シリーズのように揃えて刊行されていらっしゃるようですす
不謹慎ではありますが、女性の赤裸々な男性関係を思わせるような、ユニークなタイトルは、お亡くなりになって御著書が売れますと、また話題になるのではないか思います。
〈私を通りすぎた〜〉
は、魅力的なフレーズではありますから、たとえば、
〈アタシを通りすぎたアマチュア落語家〉
なんてどうかなんて話を例によって例の友人に話しましたところ、
「キミの場合、〈アタシを踏みつけたほにゃらら〉てなもんやったら、書けるんとちゃうかな……」
大変失礼なことばかり記載してしまいました。
申し訳ありません。
佐々淳行氏の御冥福を心よりお祈りしております。