健全なアイドル活動を願って……

愛媛県の農業アイドルが自死を選んで、所属プロダクションを遺族が提訴した問題は、一時盛り上がった地元アイドルのあり方を考えさせてくれるように思います。

 

就職活動を終えれば解散を宣言していたアイドルグループ、キチョハナカンシャは、無事に内定が出てグループ解散、アイドル卒業だそうです。

期間限定で、どういうアイドル活動を目指すか、という点を明確にしておくことも大切かと思います。

 

2012年に小生がその誕生に関わりました奈良の地元アイドルLe Siana ルシャナは、ほとんどメンバーが入れ替わってしまいましたが、それでも、ももねぇ一人が結成時のメンバーとしてがんばっています。

 

もともと、地方を活性化する目的で全国的な広がりを見せたアイドルグループですが、その目的だけで言うなら、ゆるキャラと変わらないかと思います。

 

ゆるキャラと地元アイドルを同列に並べる乱暴はお許しいただきたいと思いますが、どちらも世の中の気まぐれに左右される稼業のようにも思います。

 

そんなこんなを考えておりますと、自分をしっかり持ってアイドル活動を続けている、ルシャナのももねぇは実にすばらしいアイドルではないかと思います。

 

これから、マスコミによってさらにあちこちのアイドルグループの過酷な実情が暴かれてくるかもしれませんが、それらをただの芸能ニュースとするのではなく、今後の健全なアイドル活動を支える糧にしてもらいたいと、願うばかりでございます。